与那国スピニング(スタンディング)マーリン 6 マーリンの怖さ
前回の続きです。
これで4人全員キャッチができたので、最高の遠征になりました
できれば目標である200キロサイズがあがればよかったんですけどね♪
O氏がこの日までだったので、まずはO氏優先、K氏も竿をだして2本体制で流す
相変わらずのエサ確保が難しい状態だけど、それでもジギングで頑張る
そして・・・一番頼ってるてっちゃんエビング (笑)
どうにか餌の確保をして竿2本流してトローリング開始
O氏の竿にアタックが!!!
これが地獄への始まりだったかもしれない・・・・
彼は自分に自信があった。
そりゃそうです!!!
O氏はカナダで黒マグロをスタンディング+スピニングでキャッチしている強者
日本人で海外のくそでかい黒マグロ(約200-400kg位)を
スタンディング・スピニング(ハーネス無し)でキャッチしてる人は10人いないそうです。
カナダやノースカロライナでクロマグロキャッチしてる人のほとんどがベイト+ハーネス
やりこんでる人でスピニング+ハーネスです
難易度でいうと
(★☆☆☆☆)ベイト+ハーネス付き(チェアーの人もいる)
(★★☆☆☆)ベイト、ノーハーネス
(★★★☆☆)スピニング+ハーネス付き
(★★★★★★★★★★)スタンディングスピニングのみ
スタンディングスピニングのみだけ難易度超高くしましたが、これだけは
ほんとに次元が違う位、技術も体力もペース配分も備わってないとキャッチできないそうです
ハーネスを使うと、ビックリする位安定感もでるし、
なにより辛くなったら両手をロッドから離して体を休ませることができるので体に来る負担も楽だそうで
ベイト+ハーネスなら釣れる!!カナダに行こう!!!ってゆってくれてますが・・・
私はそれですら1時間もファイトできる自信がない・・・
だから与那国に通ってますが・・・1時間ファイトするような戦いはいまだ未体験。
さぁやがカナダで黒マグロキャッチして、ほんとに凄いなって素直に思いました!!!
でも私は、未知の世界過ぎてビビッて、参加するっていまだに言えずにいます
船長が言うのは、カジキとマグロは違うという事。
カジキは長時間ファイトしてるとカジキは必ずいつかは弱ります
だからカジキは急いであげる必要はなく、キャッチするタイミングがある。
そしてカジキが元気なままキャッチしようとするとカジキは遊泳力が凄いのでこれまた浮かないし抵抗力がすごい
そしてカジキは弱り始めると沈みだすのでキャッチ前は船の前進を強めて
カジキを浮上させながらのファイトになるので、カジキも最後はとくにけっこうつらいです(笑)
もちろん、ファイトしてる最中もカジキの早い動きに合わせて船を前進させてのファイトなので
カジキの引き+ウォータープレッシャーが合わさった体感ドラグ値になり、超時間ファイトで
体力が奪われるので、カジキに負荷をかけるファイトと自分の体力のペース配分が必要。
対して、マグロは赤身の魚なので、たとえ長時間ファイトしても絶対に弱りません。
マグロが弱るときは、エラにフックがかかってるとか、ルアーの噛み方で口の自由が利かないとか
マグロが泳ぐのを邪魔するようなかかり方になると、マグロも海の中でもすごく弱ります
そうなるとキャッチはたやすくなる
そしてマグロにはマグロが嫌がる”層”があるのでそこの突破が必要なのと
弱らない為、最後の回転しながら浮かすには、浮かすタイミングとラインを出さず耐えるタイミングがあって
それを理解していないと大きなマグロのキャッチはできない。
逆に超時間ファイトで人間がへたばるだけ。
カジキもマグロもどんな魚も、自身の命をかけて抵抗するので、人間も真剣に向き合わないとケガをします。
だから真剣に向き合って真剣にファイトをするべきだと大物を狙いだしてほんとにそう思いました。
とまぁ・・・話がそれましたが、
そんな難易度の高いスピニングで黒マグロキャッチしたO氏のセカンドファイトが始まる。
30000番に入ってたPEのほとんどを出すくらいのファーストラン
8号なら600mも巻けるのにそのほとんどをファーストランで出すって・・・((((;゚Д゚)))))))
おまけに、すごいスピードで泳ぐもんだから、リールが熱を持ち、焦げ臭い匂いがした
リールが壊れないようにリールに水をかけた
その時点で・・・私はもう未知の世界すぎた・・・Σ(´Д`*)
30000番をフルドラグにして、フルドラグ後にもっとドラグは締めれるのでそこまでしめきった
ロッドは殺人ロッドだし、その時点で普通の人にはできないファイトスタイル。
30000番のドラグは締めきってもあまりきかないと言われてて
ドラグ性能で行くと20000番のがいいそうですが・・・
そんなドラグ値には絶対できない私には関係のない世界です(笑)
なんせ・・・凄く人間に来る負担が大きいロッドで30000番フルロックでのファイトということ
そして、カジキとのファイトで面白いとされているところは・・・
最初カジキは けっこういとも簡単に寄ってくるんです
リーダーまでは!!!
え?もうキャッチ???って思った瞬間カジキはまた数百メートル走ります
カジキはそれを何回も繰り返すファイトなんです
だから人間に来る負担はもちろんだけど、精神的ダメージも大きいファイトスタイルかも
そんな感じでO氏のカジキも船長がビックリする位の速さでよってきた
でも、カジキが元気すぎるのでこのタックルでフルロックしてるドラグですらカジキは浮かない

そこから悶絶タイムが始まります
カジキとの真剣勝負がスタートです。
まさにそのカジキとのファイトの戦いのいい動画を撮れました
この動画は是非お時間があるときに最後まで見てほしいです
カジキタックルデータ
ロッド:カーペンターKLL55/60S monstertuna (殺人ロッド)
リール:SW30000
PE#8 リーダーBIGGAMELURES50号 先糸フロロ150号
最後はPEが切れキャッチに至らず。
帰宅してPEがなぜ切れたのかをPEをリールから出して確認したら
カジキの体にすれた感じでPEがけっこうな長さでささくれてました
これがなかったら、このカジキは上がってたと思います。
通常よりもカジキが元気な状態だから、通常のアングラーでは浮かせれないだろうけど
O氏なら、そんな状況であったとしても、むりくりカジキを浮上させれてたと思う
その反面、経験者のO氏は自分の体力の限界がわかってるから
だから、カジキとの勝負を急いだのかもしれないとも思った
ほんとにとってほしかった1本。見てるこっちがすごく悔しかった(T_T)
でもO氏が一番悔しかったと思う。
来年も同じメンバーでチャレンジ予定です!!!
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